PICUP

PICUP

ギター用のピックアップにも、様々な種類があり、好みで使い分ける事も簡単になりました。

今でこそジャパンビンテージ等と言われている、80年頃は、高級機種には決まってDIMAZIOが使われていて選択は、殆どがDIMAZIOの PAF か SUPER DISTORTIONの2択しかありませんでした。

79年には、VANHALENの登場で、EDDIEが「俺のギターには、古いPAFを乗せてる」何て言うもんだからそこからは、PAFの信者は登場するわストラトにハムバッカーを乗せるのが、ある種のトレンド化していく事となりました。

それから程なくして、DUNCANが、JEFFBECKのTELEは、私のピックアップだ等とJBを始め幾つかのピックアップを発売すると、その音の良さから多くのギタリストは、こぞってDUNCANのピックアップを使うようになります。

DIMAZIOも、負けじと新しいピックアップを発表し、ピックアップの市場は、DIMAZIOとDUNCANの2社がしのぎを削る格好になっていきます。

そんな、ピックアップの2社の戦いを横目に見ながら独自性を明確に打ち出したピックアップを出していたのがEMG。

只、ピックアップはパッシブが主流であったのに対しプリアンプを内蔵し電池で駆動するアクティブピックアップの概念は好みがはっきりと分かれるものとなりました。

私は、どうしてもEMGの平らでコンプがかった癖のある音が好きになれなかった一人です。

それでも、スティーブルカサーをはじめ多くの信者を獲得していく事となります。
日本では、布袋さんが有名です。

私は今までオリジナルのビンテージPAFをはじめ、幾つかのピックアップを試して来ましたが、好みを上げるとすれば、シングルピックアップは、VANZANDTのBLUSE。ハムバッカーは、DUNCANのANTYQUITYこの2つを上げさせていただきます。

特にVANZANDTのBLUSEは、当時未だVANZANDT氏が健在で、自身が自ら巻いていた時期の物で、サンフランシスコに行ったとき購入したもので、このピックアップとCALLAHAMのAMPの組み合わせは、LIVE IN JAPANの頃のRITCHIE BLACKMOREのあの音でした。

PAFは、80年頃にGIBSONの80シリーズが発売された時に一緒に購入したもので、当時で6~7万位しましたが、残念ながらEDDIEのあの音とは程遠く、当時来日していたJOURNEYのニ-ルショーンにあげました。(笑

そんなこんなで、趣味の園芸の様な「好みの音探し」の旅は続くのですが、そんなある日、何を血迷ったのか興味が無かったはずの、「EMG」のピックアップにビンテージライクなシリーズが出ていることを知り、ストラト用の「SAV」を試してからは、あっという間に自分の持ってるストラトは「SAV仕様」に変わってしまい、おまけにレスポールも、「FAT55」を試したのが最後、レスポールも「EMG仕様」になったのは言うまでもありません。

正直、以前は「電池で動くピックアップ?」等と馬鹿にさえしていた感がある「EMG」をもっと試してみたくなり、動画にしてみました。

皆さんのピックアップライフの参考にでもなってくれれば嬉しく思います。